無機質

もうね、今日は凹みまくり。

先ず、バイク通勤ばれちゃいました。

朝、駐車場に入ろうとすると、直上司の車の隣にさらにその上の方の車が停まっているのが見えた。

俺はそのまま走り去ろうと思った。

しかしこういうところでは意外と往生際の良い俺は諦めて叱られることを選んだ。

ま、ま、優しい方なので声を張り上げるようなことはないんだけど、それが逆に怖い。

それにすごく尊敬している方なので今まで騙していたみたいなもので裏切ったようで、本当申し訳ない。

しかしながら明日もバイクで行くのだろう。バカな俺。

もう一つは来月ほんのちょっとだけ研修があると知らされたこと。

本部に行かなくちゃいけない。

面倒くさい。

日に日に感じるが、最近徐々に本部嫌いになっているような気がする。

極めつけは今日の帰り。

いつものようにコンビにに寄る。

すると見覚えある後姿が目に入る。

「まさかな」と思いながらも少し気にしつつ目で追うがよく分からない。

何かちょっと違う。

「違うか」と思い、コーヒーを手に取り振り向いたとき、「やっぱりM子？」と強く感じさせた。

あの俯いたときの表情。相当似ている。

でも何となく違う。化粧のせいか？疲れきってるオーラのせいか？

声はかけなかった。自信なかったし。

後から分かったことだが、やっぱりあれはM子だった。

何で俺声かけなかったんだろう。

1番会いたがってた人じゃねーのかよ。

この情けなさにムカつく。

何だか急に投げやりというか、もうどうでもいいやという気分になってしまった。

あーあ、バカだよなぁ俺。

いっつも思う。

メンタル面がかなり弱い。

もっと打たれ強くならないといけない。

そう感じた5月らしい夜。